食事制限も運動も一生懸命頑張っている。それなのに、なぜか血糖値が思うように下がらない。そんな停滞感に悩んでいませんか。
「自分なりに努力しているつもりなのに、結果が出ないのはなぜだろう」と、出口の見えない不安を感じている方も少なくありません。実は、その原因は起きている時間ではなく、寝ている時間の「呼吸」にあるかもしれません。
自己紹介
皆さん、こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田俊樹です。
私は医師として25年の経験を持つ家庭医療専門医であり、日本糖尿病学会の正会員として、日本睡眠学会にも所属しており、年間約5000人の糖尿病患者さんの診察にあたっています。
日々、多くの患者さんと向き合う中で、血糖コントロールを劇的に改善させるための意外な「鍵」が睡眠にあることを痛感しています。
血糖値が下がらない隠れた要因「睡眠時無呼吸症候群」とは
糖尿病の治療を続けているにもかかわらず数値が改善しない場合、医学的に疑うべきなのが「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の合併です。睡眠中に何度も呼吸が止まるこの病気は、糖尿病患者さんの間で非常に高い頻度で見つかります。
なぜ、寝ている間の呼吸が血糖値に影響するのでしょうか。主な理由は以下の通りです。
- 交感神経の過剰な活性化:
呼吸が止まるたびに脳が覚醒し、体がストレス状態になります。これにより、血糖値を上昇させるホルモンが分泌されます。 - インスリン抵抗性の悪化:
睡眠不足や低酸素状態が続くことで、インスリンの効きが悪くなります(※1)。 - 過食の誘発:
睡眠の質が低下すると、食欲を抑えるホルモンが減り、逆に食欲を高めるホルモンが増えることがわかっています。

「自分はいびきをかかないから大丈夫」という誤解
ここでよく患者さんからいただくのが、「私は家族からいびきを指摘されたことがないし、太ってもいないから無呼吸ではないはずだ」というご意見です。
お気持ちは非常によくわかります。自分自身で寝ている間のことはわかりませんし、メディアで見るSASのイメージは「太った男性が大いびきをかいている」というものが多いからです。
しかし、実際には痩せている方や女性であっても、顎の形や喉の構造によって無呼吸状態になっているケースは多々あります。
また、いびきを自覚していなくても、日中の異常な眠気や、朝起きた時の頭の重さ、夜中に何度もトイレに起きるといった症状があれば、SASの可能性は否定できません。
こうした隠れた無呼吸を放置したままでは、どんなに優れた糖尿病の薬を飲んでも、その効果は半減してしまいます。
まずは「10の疑問」で正しい知識を手に入れてください
「もしかして自分も?」と感じたとしても、何から始めればいいのか、どんな検査が必要なのか不安になりますよね。そこで、当院のメインサイトでは、睡眠時無呼吸症候群に関して患者さんからよくいただく質問を10個に厳選し、詳しく回答したまとめ記事を掲載しています。
- 検査は自宅でできるのか?
- マウスピースで治るのか?
- 治療費はどのくらいかかるのか?
といった、あなたが今抱いている疑問の答えがきっと見つかるはずです。
糖尿病を根本から改善したいあなたへ
睡眠の質を変えることは、血糖値を変えることに直結します。
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※クリックすると当院メインサイトの解説記事へ移動します
睡眠時無呼吸症候群は、適切な治療を行うことで劇的に体調が改善し、糖尿病のコントロールも驚くほどスムーズになることが多い病気です。
今の悩みから解放され、健やかな毎日を取り戻すための第一歩として、ぜひこの記事を参考にしてください。
私たちはあなたの「健康になりたい」という想いを全力でサポートします。少しでも不安があれば、一人で悩まずにいつでも当院へご相談ください。
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参考文献
※1:International Diabetes Federation (IDF). Sleep Apnea and Type 2 Diabetes.

