EDは年齢のせいじゃない?糖尿病の方が知っておきたい治療法とは

勃起障害に悩む夫婦
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最近うまくいかない…自分はもう年だから仕方ないのかな…

そんなふうに思っている方がいたら、まず知っていただきたいのは、ED(勃起障害)は“年齢だけ”が原因ではないということです。

実は、糖尿病をお持ちの方はEDを発症しやすく、しかもその背景には体の血管や神経のダメージという医学的な理由があるのです。

血管 ダメージ

 

EDは年齢のせいじゃない?糖尿病の方が知っておきたい治療法とは

こんにちは。医療法人社団 緑晴会 あまが台ファミリークリニック院長の細田俊樹です。

私は、プライマリ・ケア(総合診療)を専門とし、医師として25年目になります。
これまでに、年間15,000人以上の患者さんの診療を行ってきました。

患者さんの体の悩みだけでなく、心の悩みや夫婦関係について相談されることもあります。

診察風景

  • 糖尿病になってから、夜の元気がなくなった
  • パートナーとの関係がぎくしゃくしている
  • ネットでED治療薬を買っているけど不安
  • 病院で相談するのが恥ずかしい

当院でしたら、上記のようなお悩みに安心してご相談いただける環境をつくっています。

糖尿病があるとEDになりやすいのはなぜ?

糖尿病が続くと、血糖が高い状態によって体の細い血管や神経が傷ついてしまいます。
その結果、勃起に必要な血流や神経の伝達がうまくいかなくなるのです。

実際、糖尿病をもつ男性の3人に1人以上がEDを経験すると言われています(※1)。

ED

ED治療薬はどうやって効くの?

勃起は、性的刺激によってペニスに血が集まり、筋肉がリラックスすることで起こります。
ですが、加齢や糖尿病によってその反応が弱くなると、勃起が難しくなります。

ED治療薬は、血管の拡張を妨げる酵素(PDE-5)をブロックすることで、自然な血流を助けてくれる薬です(※2)。

血液 サラサラ
ただし、「飲んだら勝手に勃起する」という薬ではなく、性的な刺激があってはじめて効果が発揮されるものです。

ネットで買うED治療薬のリスク

「病院で処方しづらい」「誰にも知られたくない」といった理由で、ネット通販や個人輸入で薬を購入する方もいますが、それには大きなリスクがあります。

・偽造薬や成分不明なものが含まれている可能性がある

・効果が出ない、あるいは健康被害のリスクもある

・副作用が出ても医療保障が受けられない

 

実際、世界保健機関(WHO)も個人輸入による医薬品のリスクを警告しています(※3)。

薬 危険

当院で扱っているED治療薬と費用

当院では、厚生労働省が認可した国産のジェネリック医薬品を使用しています。
安全性が高く、費用も明確で継続しやすいのが特徴です。

薬剤名 含有量 持続時間 性行為成功率 価格(税抜)
シルデナフィル(バイアグラの後発品) 50mg 約4時間 約65〜70%(※4) 900円
バルデナフィル(レビトラの後発品) 20mg 約5〜6時間 約70〜75%(※5) 1,300円
タダラフィル(シアリスの後発品) 30mg 最長36時間 約70%(※6) 1,200円

※ED治療はすべて自由診療(保険適用外)となります。
※保険診療(検査・注射など)がない場合は、診察料も自費(初診3,000円・再診700円/税抜)となります。
※クレジットカードでのお支払いも可能です。

ED治療薬を使ってはいけない方は?

以下に該当する方は、ED治療薬を使用できない、あるいは慎重な判断が必要です。

・狭心症などで硝酸薬(ニトログリセリンなど)を使っている方

・重い心臓病や不整脈がある方

・治療困難な高血圧・低血圧の方

・最近(6ヶ月以内)に脳梗塞・心筋梗塞を起こした方

・重度の肝障害・腎障害がある方

・過去にED治療薬で強い副作用があった方

当院では、医師がしっかりと診察し、使用できるかどうかを判断いたします。

当院ではオンライン診療にも対応

「通院の時間が取れない」「人に会うのが恥ずかしい」そんな方には、2回目以降のオンライン診療がおすすめです。
初回のみ対面診察が必要ですが、再診からはスマホやパソコンで診察を受けることができます。

▶ オンライン診療はこちら

ED治療は“自分らしさ”を取り戻す治療です

ED治療を始めたことで、「自信が戻った」「気持ちまで明るくなった」という方も少なくありません。
夜の元気が戻ることは、体だけでなく心にも、そして夫婦関係にも良い影響を与えることがあります。

仲のいい 夫婦

まとめ

 

・EDは年齢だけでなく糖尿病との関係が深い

・治療薬は安全性の高い国産ジェネリックを採用

・薬の価格・診察費用も明確、クレカ支払いOK

・オンライン診療にも対応(再診から)

・使用できない方もいるため、医師による診察が必要

 

一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

参考文献

  1. Klein R, et al. Diabetes Care. 1996;19(12):1355-1361.
  2. Andersson KE. Pharmacol Rev. 2011;63(4):811–859.
  3. WHO. Substandard and falsified medical products. 2018.
  4. Padma-Nathan H et al. Int J Impot Res. 2000;12(4):193–199.
  5. Goldstein I et al. Urology. 2003;61(1):19–25.
  6. Porst H et al. Eur Urol. 2003;44(3):351–359.

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