【医師監修】「最近トイレが近い・だるい」は糖尿病の初期症状?茂原市の総合診療の専門医が解説

頻尿 院長ブログ
更新日:
「最近、疲れがなかなか取れない」「夜中に何度もトイレに起きる」「食後に異常な眠気に襲われる」といったことで悩んでいませんか。

皆さん、こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田です。

私は医師歴25年の家庭医療専門医として地域医療の最前線に立ち、日本糖尿病学会正会員として年間約5000人の糖尿病の患者さんを診察しております。

日々の診療の中で、先ほどのような症状を

おじさん 男性

年齢のせいでしょうか

ただの疲れが溜まっているだけですよね

と自己判断されている方に多くお会いします。

しかし、それらの症状を放置してしまうのは危険かもしれません。
実は、血糖値が高くなっているサイン、つまり「糖尿病の初期症状」である可能性があるのです。

この記事では、見逃されがちな糖尿病の初期症状と、早期発見の重要性についてわかりやすく解説していきます。

見逃していませんか? 糖尿病の代表的な初期症状

糖尿病は血液中の糖分(血糖値)が高くなる病気ですが、初期段階では体にどのようなサインが現れるのでしょうか。
代表的な3つの症状をご紹介します。

1. 頻尿・多尿、のどの渇き

血糖値が高くなると、体は血液中の余分な糖分を尿として外へ排出しようと働きます。

そのため、尿の量が増え、トイレに行く回数が多くなります。

水分が大量に体の外に出てしまうため、異常にのどが渇き、飲み物をがぶ飲みしてしまうことが増えるのです(※1)。

特に糖尿病の患者さんはスポーツドリンクやジュースを飲むことで喉の渇きを潤すので、血糖値がさらに上昇し、尿も増えてしまい、脱水状態になりさらに喉が渇くという悪循環を繰り返してしまうことになります。

当院に通っていただいている患者さんで、とても血糖が高かった方も、スポーツドリンクやジュースをやめただけでかなりヘモグロビンA1cが改善した方は珍しくありません。

先日、当院を受診した方は最近頻尿なので前立腺肥大ではないかと疑って当院を受診されました。頻尿の原因にもたくさんあるので、もし自覚されている方は悪化しないうちに医療機関を受診することをお勧めます。
Gemini_Generated_Image_lord4xlord4xlord

2. 疲労感(だるさ)、体重の減少

私たちが食べたものは糖分に変わり、体を動かすエネルギーになります。

しかし糖尿病になると、糖をうまくエネルギーとして使えなくなってしまいます。

なぜうまくエネルギーとして使えなくなってしまうのか、理由はご存知でしょうか?

実は糖尿病になると、体中の血液の中にある糖分を筋肉などの細胞に届ける役割であるインスリンが足りなくなったり、働きが悪くなっている状態になりますので、細胞にとっては栄養源がなくなるというわけです。

その結果、しっかり食べているのにエネルギー不足となり、常にだるさを感じたり、理由もなく体重が減ってしまったりすることがあります(※1)。
エネルギー 不足 糖尿病

「もしかして糖尿病かも…」と一人で悩んでいませんか。
不安を募らせる前に、あなたの体の本当の状態を確かめてみましょう。

今すぐ医師に不安を相談する

3. 食後の異常な眠気

食後に耐えられないほどの眠気を感じる場合、食後に急激に血糖値が上がり、その後急降下する「血糖値スパイク」が起きているサインかもしれません。

実際の患者さんへのアンケート調査などでも、頻尿や食後の眠気、疲労感に悩んで受診され、糖尿病が見つかるケースは非常に多い傾向にあります。

「でも、ただの疲れかもしれないし、わざわざ病院に行くほどではない気がする」と思われるかもしれません。

毎日お忙しくされていれば、そのように感じるお気持ちはとてもよくわかります。
しかし、もしこれが糖尿病のサインであった場合、放置することで事態はより深刻になってしまいます。
食後 眠気 血糖スパイク 糖尿病

要注意!「症状が全くない(無症状)」という落とし穴

さらに恐ろしいのは、糖尿病の初期段階では「特に自覚症状はない」という方が約2割もいらっしゃるという事実です。

糖尿病は、風邪のように痛い、苦しいといったはっきりした症状が出にくい病気です。

そのため、健康診断で「血糖値やHbA1c(過去1から2ヶ月の血糖値の平均を示す数値)が高めです」と指摘されても、何も症状がないからと放置してしまう方が後を絶ちません。

これが、糖尿病の最も怖い落とし穴なのです。

もし、そのまま放置してしまうとどうなる?(合併症のリスク)

では、症状がないからといって高血糖の状態を放置すると、体の中では何が起きるのでしょうか。

高い血糖値は、全身の血管を静かに傷つけていきます。この状態が続くと、三大合併症と呼ばれる深刻な事態を引き起こすリスクが高まります(※2)。

  • 神経障害:手足のしびれや痛みが生じ、進行すると足の感覚がなくなります。
  • 網膜症:目の奥の血管がダメージを受け、視力が低下します。
  • 腎症:老廃物をろ過する腎臓の機能が低下します。

しめじ 糖尿病の合併症

少し怖いお話になってしまいましたが、これらは決して防げないものではありません。だからこそ、症状がないうちの早期発見と治療が何よりも大切なのです。

少しでも気になったら、早めにご相談ください

「病院に行ったら、一生厳しい食事制限をして薬を飲み続けなければいけないのではないか」と不安になるお気持ち、よくわかります。

しかし、ご安心ください。早期に治療を始めれば、お薬を使わずに食事や運動の見直しだけで改善を目指せるケースも多くあります。

私自身が日本糖尿病学会正会員に総合診療の専門医として年間5000人程度の糖尿病患者さんの診療をしており、お薬以外にも食事や運動のアドバイスもしています。

また、院内には森川、小笠原、小倉、小島といった複数名の管理栄養士が在籍しており、月に1回はベテラン管理栄養士からの助言も取り入れながら、患者さんの生活に合わせた無理のない伴走型の食事サポートも希望する患者さんには提供させていただいております。
あまが台ファミリークリニックの管理栄養士4名

少しでも不安を感じたら、どうか一人で悩まずに当院にご相談ください。

あなたの生活スタイルを尊重しながら、無理なく続けられる治療法を一緒に見つけていきましょう。

長年のモヤモヤとした不安を解消し、健康で自由な未来を取り戻すために、まずは下のボタンからお気軽にご予約ください。

糖尿病の専門相談・ご予約はこちら

健康診断で指摘された方、気になる症状がある方は、自己判断せずにご相談ください。

24時間受付のWEB予約システムから今すぐご予約いただけます。

WEB予約システムで予約する >

当院の糖尿病治療について詳しく見る >

参考文献

  • ※1 日本糖尿病学会編 糖尿病診療ガイドライン2024
  • ※2 Knowler WC, et al. Reduction in the Incidence of Type 2 Diabetes with Lifestyle Intervention or Metformin. New England Journal of Medicine, 346: 393-403, 2002.

関連ブログ

糖尿病でも食べられる!血糖値が上がりにくい「安心おやつ」15選
糖尿病でも安心して食べられる、血糖値が上がりにくいおやつ15選を医師がわかりやすく紹介。コンビニで買える具体名つきで、今日から実践できます。千葉・茂原エリアからも通院可能です。
【医師監修】痩せ型でも糖尿病?日本人の遺伝的弱点と「食後15分」の対策
千葉市、茂原市、一宮町から通院可能なあまが台ファミリークリニックが解説。糖尿病は太った人だけの病気ではありません。日本人がなりやすい遺伝的理由と、血糖値を下げるための「食後15分のスクワット」習慣について総合診療の専門医が紹介します。
茂原エリアで糖尿病の食事指導をお探しの方へ|5名の管理栄養士による伴走型サポートの強み
葉市、茂原市、一宮町から通院可能。糖尿病の食事制限で「何を食べればいいかわからない」「我慢ばかりで続かない」と悩んでいませんか?当院では2026年4月より5名の管理栄養士体制となり、あなたの生活スタイルに徹底して寄り添う「伴走型」の食事指導を提供します。
HbA1cが下がらない5つの原因とは?医師が教える血糖管理を改善するコツ
茂原市・千葉市・一宮町で糖尿病治療中の方へ。食事や運動を頑張っているのにHbA1cが下がらない原因を、家庭医療専門医が徹底解説。あまが台ファミリークリニックで「あなたに合った」治療を見つけませんか?
【医師解説】糖尿病を放っておくと透析まっしぐら!?今日からできる7つの予防法【千葉・茂原エリアからも通院可能】
糖尿病を放置すると腎臓が働かなくなり透析になることも。千葉県茂原市・長生エリアで糖尿病内科の「あまが台ファミリークリニック」が、透析を防ぐための7つの予防法を医師の立場からわかりやすく解説します。
この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
  • 日本糖尿病学会正会員、日本睡眠学会所属、日本肥満学会所属

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

\インターネットからご予約いただけます/

\お気軽にお電話ください/

0475-36-7011

【休診日:水曜、土曜午後、日曜、祝日】

診療スケジュール

8:50-12:00
(受付8:45-11:45)
14:15-15:15
乳幼児健診・ワクチン(1歳未満)

14:30-18:00
(最終受付17:30:予約済みの方)
土曜日の診療時間は9:00~13:00
(受付8:45~12:45)
※注:土曜日の当日受診受付は11:30が最終となります。
※注:金曜日の14:15-15:15の時間はワクチン、乳幼児健診専用になっています。
(ネット予約可能、空き枠あれば当日予約できます)