
こんにちは。
あまが台ファミリークリニック管理栄養士の小笠原です。
スーパーやコンビニで飲み物や食品を選ぶとき、「糖質ゼロ」と書かれた商品を見かけることはありませんか?
ダイエット中の方や血糖値が気になる方は、
「糖質ゼロなら太らないのかな?」
と思うこともあるかもしれません。
そこで今回は、「糖質ゼロ」とはどのようなものなのか、一緒に考えていきましょう。
目次
糖質ってなに?
糖質は、私たちの体を動かすための大切なエネルギー源です。
ごはんやパン、麺類、果物などに含まれています。
糖質をとると体の中でエネルギーとして使われるため、健康な体を維持するためには必要な栄養素です。
しかし、糖質をとり過ぎると血糖値が上がりやすくなったり、体重増加につながったりすることがあります。
そのため、糖質を気にしている方も多いのではないでしょうか。
1日の糖質の目安量は?
ダイエット中の糖質量の目安は、一般的に1日130〜200g程度といわれています。
もちろん、年齢や体格、運動量によって必要な量は異なりますが、まずはこの範囲を目安にしてみましょう。
身近な食品にはどのくらいの糖質が含まれているのでしょうか。
主な食品の糖質量の目安
・食パン(6枚切り1枚)・・・約26g
・うどん(1玉)・・・約50g
・バナナ(1本)・・・約20g
・りんご(1/2個)・・・約15g
・じゃがいも(中1個)・・・約17g
ご飯やパン、麺類などの主食には多くの糖質が含まれています。
特に注意したいのが飲み物です。飲み物は満腹感を得にくく、知らないうちに糖質をとり過ぎてしまうことがあります。

主な飲み物の糖質量の目安
・スポーツドリンク(500mL)・・・約30g
・加糖カフェラテ(500mL)・・・約25~35g
・果汁100%ジュース(200mL)・・・約20~25g

例えば、コーラ500mLには、お茶碗1杯分のご飯とほぼ同じくらいの糖質が含まれています。
ダイエット中や血糖値が気になる方は、まず飲み物を見直してみるのもおすすめです。
「糖質ゼロ」ってどういう意味?
「糖質ゼロ」と表示されている商品は、糖質がほとんど含まれていない食品や飲み物です。
ただし、ここで知っておいてほしいことがあります。
実は、「糖質ゼロ」と書かれていても、本当にまったくの0gとは限りません。
食品には表示のルールがあり、国が定めた基準より糖質が少ない場合は「糖質ゼロ」と表示することが認められています。

「糖質ゼロ」ならたくさん飲んでも大丈夫?
糖質ゼロの商品は、糖質を控えたい方にとって便利な選択肢です。
しかし、「糖質ゼロだからどれだけ飲んでも大丈夫」というわけではありません。
商品によっては、糖質以外の成分が含まれていることがあります。また、飲み過ぎや食べ過ぎは生活習慣の乱れにつながることもあります。
大切なのは、「ゼロ」という言葉だけを見るのではなく、適量を心がけることです。
商品を選ぶときのポイントは?
商品を選ぶときは、パッケージの表だけでなく、裏面にある栄養成分表示も見てみましょう。
栄養成分表示を見ることで、
・たんぱく質
・脂質
・炭水化物
などを確認することができます。
健康づくりのためには、「糖質ゼロ」という表示だけでなく、全体の栄養バランスを見ることも大切です。
間食はどのくらいまでならいいの?
ダイエット中でも、間食を完全に我慢する必要はありません。
目安としては、
間食の目安は、糖質10〜20g程度、エネルギー100〜150kcal程度です。
例えば、みかん1個、キウイ1個、ギリシャヨーグルト、高カカオチョコレート数枚などは比較的取り入れやすい間食です。
糖質ゼロの商品を利用するのもよい方法ですが、普段の食生活を少し見直すこともおすすめです。
例えば、
・甘い飲み物を飲む回数を減らす
・間食の回数を見直す
・甘い炭酸飲料を炭酸水+レモンに変更する
・加糖ヨーグルトを無糖ヨーグルト+果物に変更する
・アイスクリームの代わりに、凍らせたギリシャヨーグルトや冷凍フルーツを選ぶ
といった小さな工夫でも、糖質のとり過ぎを防ぐことができます。
無理な制限をするのではなく、続けられる方法を見つけることが大切です。

まとめ
糖質は体に必要なエネルギー源ですが、とり過ぎには注意が必要です。
また、「糖質ゼロ」と表示されていても、必ずしも完全な0gとは限りません。
商品を選ぶときは、
・栄養成分表示を確認する
・適量を心がける
ことが大切です。
糖質ゼロの商品を上手に活用しながら、無理なく健康的な食生活を続けていきましょう。

糖質を極端に制限するのではなく、自分に合った方法で無理なく続けることが健康的な食生活への第一歩です。
今回は「糖質ゼロ」について考えてきましたが、食品や飲み物には「糖類ゼロ」と表示されている商品もあります。
「糖質ゼロと糖類ゼロは何が違うの?」
「糖類ゼロなら安心して食べてもいいの?」
「糖類ゼロなのに甘いのはなぜ?」
このような疑問を持ったことがある方もいるかもしれません。
実は、「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」は似ているようで意味が異なります。
次回は、
「糖類ゼロとは?」
「糖質ゼロとの違い」
について、管理栄養士の視点から分かりやすくご紹介します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
糖質や血糖値が気になる方へ
「糖質を控えたほうがいいのかな?」
「健診で血糖値やHbA1cが高いと言われた」
「食事を見直しても、数値がなかなか改善しない」
このようなお悩みがある方は、自己流で制限を続ける前に、一度ご相談ください。
あまが台ファミリークリニックでは、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの診察を行い、必要に応じて管理栄養士による食事のアドバイスも行っています。
「糖質ゼロ」の意味がわかったら、次は食事全体のバランスや、見逃しがちな危険サインも一緒に確認しておきましょう。
気になるテーマから、続けて読んでみてください。
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「糖質ゼロ」の商品に頼るだけでなく、普段の食事に取り入れたい食材もあります。血糖値が気になる方におすすめの組み合わせを管理栄養士が紹介します。
参考図書・参考文献
『日本食品標準成分表2020年版(八訂)』
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
農林水産省「食品表示について」


