【医師監修】そのダルさ、実は「隠れ糖尿病」かも?50代以上が今すぐ確認すべき危険度チェックリスト

院長ブログ

「健康診断で『A判定』だったから安心」
その油断が、命取りになるかもしれません。

「最近、なんとなく体がだるい」
「健康診断で『脂肪肝』気味だと言われたけど、様子を見ている」

もし、あなたがこのような状況なら、この記事はあなたの10年後の健康を守るための、極めて重要な案内図になります。

その不調の裏に、サイレントキラーである「隠れ糖尿病」が潜んでいる可能性が高いからです。

こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田です。

毎日多くの患者さんを診察する中で、非常に危惧していることがあります。
それは、「健康診断の判定を過信して、糖尿病の初期サインを見逃している方が多すぎる」という現実です。

今回は、一般的な健康診断では見抜けない「隠れ糖尿病」の正体と、今すぐできる危険度チェックについて、専門医の視点から包み隠さず解説します。

▼本記事の内容は、こちらの動画でも分かりやすく解説しています。
(「読むより聴く方が好き」という方はこちらをご覧ください)

動画をご覧になった方も、初めてこの記事にたどり着いた方も、ぜひ一度立ち止まって、以下の内容をご自身の体と照らし合わせてみてください。

健康診断が「A」でも安心できない?「隠れ糖尿病」の正体

「会社の健診では血糖値は正常だったから、自分は大丈夫」

そう思っていませんか?

実は、一般的な健康診断で測定する「空腹時血糖値」だけでは、糖尿病の初期段階を見逃してしまうことが多々あります。これを医学的に「食後高血糖(グルコーススパイク)」と呼び、いわゆる「隠れ糖尿病」の正体です。

通常、健康な人は食事をしてもインスリンが素早く働き、血糖値は一定の範囲内に収まります。しかし、隠れ糖尿病の方は、食後の短い時間だけ血糖値が急激に上昇し、また急降下します。この乱高下が血管を傷つけ、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めることが、世界的な大規模研究(DECODE研究など)でも明らかになっています。※1

「でも先生、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)も基準値内でしたよ?」

という声が聞こえてきそうです。

そのお気持ち、よく分かります。「基準値内=安全」と思いたいですよね。しかし、HbA1cはあくまで「過去1〜2ヶ月の平均点」に過ぎません。たとえ平均点が良くても、食後に毎回「赤点(高血糖)」を取っていては、体は悲鳴を上げています。平均値のマジックに騙されてはいけないのです。

だからこそ、数値に表れる前の「体からのサイン」を見逃さないことが重要です。

【3分で完了】隠れ糖尿病・危険度チェックリスト

以下の項目に、いくつ当てはまるかチェックしてみてください。

  • 食後に強烈な眠気に襲われることがある
  • □ 健康診断で「脂肪肝」または肝機能の数値を指摘された
  • □ 最近、喉がよく乾き、水をたくさん飲む
  • □ 夜中、トイレに起きる回数が増えた(夜間頻尿
  • □ 昔より太りやすくなった、あるいはお腹だけ出ている
  • □ 家族(親・兄弟)に糖尿病の人がいる
  • □ 傷が治りにくい、または足にしびれを感じる

いかがでしたか?

もし1つでも当てはまる場合は「予備軍」の可能性があり、3つ以上なら、すでに糖尿病が進行している可能性があります。

「もしかして、自分も…?」と不安になった方へ。

自己判断せず、専門医による正しい診断を受けませんか?

当院の糖尿病治療・検査について詳しく見る >

なぜ「脂肪肝」の人は糖尿病になりやすいのか?

YouTube動画でもお話ししましたが、特に注意していただきたいのが「脂肪肝」を指摘されている方です。

「お酒も飲まないのに脂肪肝と言われたけど、糖尿病とは関係ないでしょう?」

そう思われる方も多いかもしれません。

しかし、実は脂肪肝と糖尿病は「双子の病気」と言われるほど密接に関係しています。

肝臓に脂肪がたまると、血糖値を下げるホルモンである「インスリン」の効きが悪くなります(インスリン抵抗性)。その結果、すい臓は無理をして大量のインスリンを出そうとし、やがて疲弊して血糖値が下がらなくなってしまうのです。※2

「私は甘いものは食べないし、果物くらいしか食べないから大丈夫」

そう反論したくなる気持ちも分かります。「ヘルシーな食事をしている」という自負がある方ほど、この落とし穴にはまりがちです。

ですが、最近の研究では、果物に含まれる「果糖」の摂りすぎこそが、肝臓への脂肪蓄積を招き、インスリン抵抗性を悪化させることが分かっています。※3

「健康のために」と食べていた朝のフルーツや野菜ジュースが、皮肉にも隠れ糖尿病の引き金になっているケースは、私の診察室でも毎日のように見かけます。

放置するとどうなる?未来を変えるのは「今」です

脅かすわけではありませんが、隠れ糖尿病を放置すると、網膜症(失明)、腎症(透析)、神経障害(壊疽)といった三大合併症のリスクが確実に高まります。

しかし、逆を言えば、「今気づけたこと」は非常にラッキーです。

早期の段階であれば、薬を使わずに、食事療法や適度な運動だけで正常な数値に戻せる可能性が十分にあります。

あまが台ファミリークリニックのチーム医療

「食事制限なんて続けられる自信がない…」

「怒られるのが怖くて病院に行けない」

そんな不安をお持ちの方も安心してください。

当院では、私(総合診療専門医)だけでなく、糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師

そして経験豊富な管理栄養士がチームとなってあなたをサポートします。

私たちは「禁止」するのではなく、「どうすれば続けられるか」を一緒に考えます。

茂原市、千葉市、長生郡一宮町など、近隣の地域からも多くの方が通院され、笑顔で健康を取り戻されています。

10年後も美味しく食事を楽しみ、健康でいるために。

まずは一度、お気軽にご相談ください。

24時間受付中・Web予約はこちら >

※当院は予約優先制です。待ち時間短縮のためWeb予約をご利用ください。

参考文献

※1 The DECODE Study Group. Glucose tolerance and cardiovascular mortality: comparison of fasting and 2-hour diagnostic criteria. Arch Intern Med. 2001.

※2 Chalasani N, et al. The diagnosis and management of nonalcoholic fatty liver disease: Practice guidance from the American Association for the Study of Liver Diseases. Hepatology. 2018.

※3 Stanhope KL, et al. Consuming fructose-sweetened, not glucose-sweetened, beverages increases visceral adiposity and lipids and decreases insulin sensitivity in overweight/obese humans. J Clin Invest. 2009.

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この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
  • 日本糖尿病学会正会員、日本睡眠学会所属

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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※注:金曜日の14:15-15:15の時間はワクチン、乳幼児健診専用になっています。
(ネット予約可能、空き枠あれば当日予約できます)